韓国には厳しい日本 感染者1万人超でもイタリアは査証免除維持
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2020.03.11 15:08
【東京聯合ニュース】日本政府はイタリアでの新型コロナウイルスの感染者数が1万人を超えても、イタリア人に対する査証(ビザ)免除措置を維持している。一方で、韓国での感染者数が6000人を上回った日に韓国人に対する査証免除措置の停止を発表しており、安倍晋三政権が世論を意識し、韓国を標的したとの指摘が出ている。
日本政府は11日から、イタリア5州で過去2週間以内に滞在歴がある外国人の入国を拒否する。ただ、90日間の査証免除措置は依然として有効だ。
日本は韓国への入国規制強化の重要な根拠として、新型コロナウイルスの感染者数を挙げている。安倍首相は9日の参議院予算委員会で「最終的に政治的な判断をした。私だけではなく、外務省などとも相談をした上で判断した」と述べた。
イタリアでの感染者数は11日午前に1万人を超えており、韓国には厳しく、イタリアには寛大に対応しているとの声がある。安倍首相はイタリアを入国制限の対象にしていないことについて、「必要であればちゅうちょなく判断をしたい」と述べるにとどめた。
日本政府観光局(JNTO)によると、2019年に日本を訪れた韓国人は約558万人、イタリア人は約16万人と推定される。
kimchiboxs@yna.co.kr
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