「パンデミック」宣言に北朝鮮も警戒強める 国境での検疫強化
記事一覧
2020.03.12 10:41
【ソウル聯合ニュース】世界保健機関(WHO)が11日、新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的な大流行)」の状況にあると表明し、国際社会が警戒を一段と強めているなか、北朝鮮も国境での検疫を強化するなど防疫体制を見直している。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の12日付記事によると、北朝鮮当局はこのほど、海外からの輸入物資に対する検査・検疫と消毒の規定を記した指針を修正・補完し、国境検査検疫機関や衛生防疫機関に配布した。
同紙は「非常設中央人民保健指導委員会は日増しに先鋭化する国際的な防疫事業、一段と深刻化する被害状況を注視している」としながら、「科学的で先回りした封鎖対策を徹底して立てる上で、輸入物資に対する取り扱いを厳格にすることが非常に重要だ」と指針を再作成した背景を説明した。
紙面で公開された新指針には、消毒剤の規格から消毒方法、防護服や機器の規定に至るまでが詳細に記されている。
運送手段ごとの消毒方法も具体化した。船舶、列車、トラックに分け、それぞれの構造に応じて噴霧消毒または薫蒸消毒を行い、一定時間置く規定を設けている。
tnak51@yna.co.kr
キーワード