フィルター交換式マスク 幼稚園児と小中高校生に支給へ=ソウル市
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2020.03.16 14:11
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、韓国のソウル市教育庁が幼稚園児と小中高校生、特殊学校に通う障害のある生徒など市内の全ての児童・生徒にフィルター交換式のコットンマスクを支給する。また、全ての学校に発熱を感知するサーモグラフィーを設置する計画だ。
同教育庁は16日、これらの実施に向け教育庁の予算を392億ウォン(約34億3000万円)増額する教育費特別会計補正予算案を編成し、市議会に提出すると発表した。市議会は24日に補正予算案を審議予定。
国内でマスクが品薄となっているなか、ソウル市教育庁は0.6マイクロメートルサイズの微粒子を80%遮断できる「KF80等級」マスクを上回る性能を持つフィルター交換式コットンマスクを、児童・生徒1人につき4枚(1枚当たりフィルター4枚付き)ずつ支給する。3枚は児童・生徒に直接支給し、残り1枚は学校に備蓄として保管させるか低所得層の生徒に追加で支給させる方針だ。
同教育庁はあわせて、児童・生徒数が300人以下の小中高校100校にサーモグラフィーを設置する。全校生が300人を超える学校に対しては、政府がサーモグラフィーの設置を進めている。
tnak51@yna.co.kr
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