ソウル市「自主隔離違反は即時告発」 損害賠償や過失致傷の可能性も
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2020.04.07 06:00
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は7日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた自主隔離規則の違反者に対し、即時告発するなど厳しい姿勢で臨む方針を明らかにした。
韓国当局は5日、改正感染症予防法の施行に伴い、自主隔離規則の違反者に対する罰則を大幅に強化。違反者には、1年以下の懲役または1000万ウォン(約89万円)以下の罰金が科せられる。これまでは300万ウォン以下の罰金だった。
これを受け、市は自主隔離規則の違反者は即時告発し、生活支援費の支給を取りやめる。
違反行為により新規の感染者が発生した場合、改正感染症予防法違反だけでなく、過失致傷の疑いで刑事告発する方針だ。また防疫費用などの損失に対する損害賠償も請求することを決めた。
ソウル市は電話確認や所在地の確認ができる「安全保護アプリ」などのほか、自主隔離対象者の居住地を予告なく訪問するなどして、違反がないか監視を行っている。
アプリを設置した対象者は1日2回、決まった時間に自身の症状をアプリに入力しなければならない。
yugiri@yna.co.kr
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