隔離措置違反者用のリストバンド 2週間以内に導入へ=韓国
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2020.04.11 14:06
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は11日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、自主隔離措置の対象者の管理に電子リストバンド「安心バンド」を2週間以内に導入する方針を決めた。
中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長(保健福祉部公共保健政策官)は同日の定例会見で、安心バンド導入の理由について、海外からの入国者など自主隔離対象者が最近大きく増加し、新型コロナウイルスの国内流入と感染拡大が懸念されていることに加え、自主隔離中に無断で外出する人の管理を強化する必要性が提起されたためと説明した。
自主隔離対象者の数は今月3日の3万2898人から9日は5万4583人と、6日間で2万人以上増加した。政府は最大9万人までに増加する可能性があると予測している。
安心バンド着用の対象は、自主隔離措置の違反者に限定される。違反者は摘発後直ちに告発される。公務員が違反内容や処罰規定について十分説明した後、違反者本人から着用同意書を受け取る。違反者は隔離期間が終了するまで安心バンドを着用することになる。
ただ、安心バンド導入前に隔離措置を違反した人は着用対象に含まれない。
安心バンドは、自主隔離対象者のスマートフォン(スマホ)にインストールされた「安全保護アプリ」と連動する仕組みになっている。隔離先から一定距離以上離れたり、リストバンドを切断したりした場合は管理担当者に自動的に通知される。
政府は安全保護アプリの機能を改善し、自主隔離対象者の管理を強化する方針だ。隔離対象者のスマホの作動が一定時間以上感知されない場合は位置確認を要請し、応答がなければ担当公務員と警察が隔離先に出動する。1日2回行われる健康状態の確認のほか、抜き打ち点検も行う。
hjc@yna.co.kr
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