3月の失業給付が過去最高に 新型コロナ影響か=韓国
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2020.04.13 12:02
【ソウル聯合ニュース】韓国の雇用労働部が13日に発表した3月の求職給付額は前年同月比で40.4%増加した8982億ウォン(約796億円)となり、過去最高を更新した。求職給付額は2月に7819億ウォンと、過去最高を記録していた。
求職給付は政府が失業者の求職活動を支援するため、雇用保険基金から支給する。金額としては失業給付の大部分を占める。一定期間以上、雇用保険に加入した人が求職給付を受け取れる。雇用保険に加入しない自営業者やフリーランサーなどは支給対象から除外される。
3月の求職給付の申請者は15万6000人で、前年同月比で3万1000人(24.8%)増えた。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響とみられる。
3月の雇用保険の加入者数は1375万7000人で、前年同月比で25万3000人増にとどまった。加入者数の月別の増加幅が30万人以下に落ち込んだのは2018年3月以来となる。
事業場の規模別でみると、従業員5人未満の事業場の雇用保険加入者数が4万9000人増と、2月の8万4000人に比べ大きく減少した。5~29人の事業場も5万3000人と、2月の8万8000人から急減した。小規模の事業場から新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているとみられる。
ただ、最も大きな被害を受けている自営業者などは雇用保険の加入者ではなく、調査対象に含まれていないため、新型コロナウイルスの全体的な影響を示すことには限界がある。
kimchiboxs@yna.co.kr
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