韓国総選挙の投票率66.2% 28年ぶり高水準
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2020.04.15 21:34
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央選挙管理委員会は15日、同日実施された総選挙(定数300)で有権者4399万4247人のうち2912万8040人が投票したとし、投票率(暫定値)が66.2%を記録したと発表した。
ここには10、11両日に行われた期日前投票の投票率26.69%と居所投票(郵便投票)、洋上投票、在外投票の投票率が含まれている。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自宅などで自主隔離している有権者は、一般有権者の投票が締め切られる午後6時以降に投票を行ったが、この投票率も反映された。
今回の総選挙の投票率は60%の大台を突破しただけでなく、1992年の総選挙の最終投票率71.9%に次いで28年ぶりの高水準となった。
このように高い投票率を記録したのは、新型コロナウイルスの流行が長期化する中で有権者の政治に対する関心が高まったことと、2014年に導入された期日前投票制度が定着した結果との分析が出ている。
選挙管理委員会の関係者は、聯合ニュースの取材に対し「新型コロナウイルスのような国家的な困難も克服できるという自信感と、過去最高を記録した期日前投票率に支えられて高い投票率を記録したようだ」と述べた。
小選挙区の当選者は、開票率が70~80%程度になるとみられる16日午前2時ごろに判明すると予想される。
実際の開票が終了するのは小選挙区が16日午前4時ごろ、比例代表は16日午前8時ごろになる見通し。
最終的な投票率も、全国の開票作業が終了する16日午前に発表される予定だ。
ynhrm@yna.co.kr