韓国の新型コロナ感染者 22人増え計1万613人=死者229人に
【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の韓国での感染者数は前日午前0時の時点から22人増え、計1万613人になったと発表した。死者は前日から4人増え、計229人になった。
1日当たりの新規感染者数は今月9日以降、20~30人台で推移しており、ここ4日間は20人台にとどまっている。
新規感染者22人のうち、8人はこれまでに多くの感染者が出た南東部の大邱市(4人)とその周辺の慶尚北道(4人)で確認された。
6人は首都圏(ソウル市2人、京畿道4人)で確認された。海外から入国して自主隔離している人の感染例が相次いだ。
このほか、釜山市で3人、江原道で1人の感染が確認された。それ以外の市・道では新たな感染者が報告されなかった。
入国者を対象とした空港の検疫では4人の感染が確認された。地域で確認された入国者関連の感染例7件を含め、新規感染者のうち11人は海外からの流入、残り11人は市中での感染と暫定集計された。
地域別の累計感染者は、宗教団体での集団感染が起きた大邱市が6827人で最も多く、慶尚北道が1352人、京畿道が649人、ソウル市が619人となっている。このほか、忠清南道が139人、釜山市が130人、慶尚南道が115人、仁川市が88人、江原道が52人、世宗市が46人、忠清北道が45人、蔚山市が42人、大田市が39人、光州市が28人、全羅北道が17人、全羅南道が15人、済州島を行政区域に持つ済州道が13人。検疫では同日までに計397人の感染が確認された。
感染者は女性が6341人(59.75%)で、男性の4272人(40.25%)を上回る。
年齢層別では20代が2900人(27.32%)で最も多く、次いで50代が1940人(18.28%)、40代が1410人(13.29%)、60代が1341人(12.64%)などの順。
死者は計229人で、全体の致死率は2.16%だが、60代は2.46%、70代は9.67%、80歳以上は22.92%と、高齢になるほど跳ね上がる。
一方、感染者のうち、完治して隔離措置を解かれた人は141人増え、計7757人となった。
これまでに新型コロナウイルスの検査を受けた人は計53万8775人。このうち51万3894人が陰性で、1万4268人が検査結果を待っている。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナウイルスの感染者数を発表している。
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