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韓国総選挙 議会5分の3占める「巨大与党」誕生

政治 2020.04.16 13:59

【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染が拡大する中で15日に実施された韓国総選挙(定数300)は、進歩(革新)系与党が圧勝し、180議席を握ることになった。選挙を通じて国会総議席の5分の3(6割)を占める巨大政党が誕生したのは、1987年の民主化以来で初めて。

当選者にステッカーを貼る共に民主党の李海チャン代表(右から2人目)ら=15日、ソウル(聯合ニュース)

 16日の開票終了時点で、与党「共に民主党」と、同党と連携する比例代表政党「共に市民党」が単独で180議席を獲得。保守系最大野党「未来統合党」と比例政党の「未来韓国党」は改憲阻止ラインとなる100議席を3議席上回る103議席の獲得にとどまった。

 小選挙区253議席の内訳は、共に民主党が163、未来統合党が84、革新系「正義党」が1、無所属候補が5となった。

 47議席の比例代表の得票率は未来韓国党が33.84%、共に市民党が33.35%、正義党が9.67%、中道系「国民の党」が6.79%、共に民主党を離党した元議員らが立ち上げた「開かれた民主党」が5.42%など。議席数にすると未来韓国党19、共に市民党17、正義党5、国民の党3、開かれた民主党3と予想される。

 国会で総議席の5分の3を確保すれば、ファストトラック(迅速処理案件)に指定された法案の単独処理が可能になる。与党は憲法改正を除く立法活動で、ほとんどの権限を行使できるようになった。

 新型コロナウイルスの感染拡大により危機的な状況に直面している中で実施された今回の選挙で、共に民主党は「国難克服」を前面に掲げた一方、未来統合党は「政権審判」を訴えた。

 予想を超える共に民主党の圧勝に終わったことで、文在寅(ムン・ジェイン)政権中盤になって政局は様変わりする見通しだ。大きな議会権力を握る与党が現政権の立法課題である検察・司法改革などに注力すれば、政権半ばを過ぎてむしろ改革課題の推進に追い風が吹くこともありそうだ。

 一方、ソウルの江南地域など首都圏の一部と地盤である慶尚北道や慶尚南道を除く大半の地域で惨敗した未来統合党は、黄教安(ファン・ギョアン)代表が辞任を表明した。今後は党の立て直しを急ぐとみられる。

 選挙結果を巡り、 共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は選挙対策委員会の会議で、「勝利の喜びの前に重い責任を感じる。新型コロナウイルスによる国難を模範的に乗り越え、庶民の暮らし、国の経済を脅かす危機に先回りして積極的に対応したい」と述べた。

 一方、未来統合党の金鍾仁(キム・ジョンイン)総括選挙対策委員長は記者会見で、「統合党の変化が不十分だったことは認める。野党も変化しろという命令と受け止めたい」と述べた。

  今回の総選挙は共に民主党と未来統合党による事実上の一騎打ちとなり、正義党が一部議席を獲得したものの、第三党の存在感は小さくなった。国会は2党体制に回帰し、立法府の様相も変わることになる。

総選挙での敗北を受け、辞任を表明した未来統合党の黄教安代表=15日、ソウル(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr

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