3月の就業者数20万人近く急減 失業率4.2%に改善も=韓国
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2020.04.17 08:59
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が17日発表した雇用動向によると、3月の失業率は4.2%で前年同月比0.1ポイント改善し、失業者数も118万人で同1万7000人減少した。だが、就業者数は19万5000人減少と大幅なマイナスに転じた。新型コロナウイルスの感染拡大が響いた。
3月の就業者数は2660万9000人で、前年同月比19万5000人減少した。2009年5月(24万人減少)以来、10年10カ月ぶりの大幅な落ち込み。
前年同月比の就業者数の増減をみると、昨年12月と今年1月はそれぞれ50万人以上増加し、新型コロナウイルス感染が本格的に拡大し始めた今年2月も49万2000人増えた。3カ月連続で40万人超の伸びだったが、3月は一転して大幅マイナスとなった。
中でも一時休職者数が160万7000人と、前年同月から126万人急増した。この増加数は1983年7月の統計開始以来、最も多い。一時休職者は就業者に含まれる。
統計庁の殷淳鉉(ウン・スンヒョン)社会統計局長は3月の雇用情勢について、「対面接触する業種を中心に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が強くあらわれた」と説明した。
mgk1202@yna.co.kr