雇用安定対策に8800億円 第3次補正予算で財源確保=韓国副首相
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2020.04.22 16:11
【世宗聯合ニュース】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は22日、新型コロナウイルスの感染拡大による危機に対応するため10兆1000億ウォン(約8800億円)規模の雇用安定特別対策をまとめたことを明らかにした。このうち9兆3000億ウォンの財源づくりについては、相当規模の第3次補正予算案を編成する計画だと述べた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰した非常経済会議の結果に関する記者会見で伝えた。
洪氏は「今回の対策規模は2020年度(1~12月)雇用予算(25兆5000億ウォン)の40%水準。19年の年間失業者115万人の2.5倍に相当する286万人の労働者を支援する思い切った投資だ」と説明した。
特別対策は、小規模事業者や企業の雇用維持支援、緊急雇用安定支援金の新設など労働者の生活安定対策、緊急雇用の創出、失業対策という4分野が柱になるという。
洪氏はあわせて、政府は雇用を守るため、企業安定化に向けた支援を75兆ウォン以上、追加で拡大するつもりだと明らかにした。
また、これまでに決定した約100兆ウォンの金融措置には35兆ウォンを加え、小規模事業者への資金支援や、社債買い取りなどの支援を強化するとした。
tnak51@yna.co.kr
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