隔離措置違反者にリストバンド 27日から導入=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、自主隔離措置の違反者に着用させる電子リストバンド「安心バンド」を27日から導入すると発表した。
27日以降に自主隔離を通知された人が隔離指針に違反すると、自治体の関係者と警察が現場に出動して違反の事実を確認し、残りの隔離期間に安心バンドを着用することになる。
安心バンドの着用には法的根拠がなく、自主隔離違反者の同意がある場合のみ着用させることができる。政府は安心バンドの実効性を高めるため、自主隔離指針の違反者が安心バンドの着用を拒否すれば隔離場所を自宅から施設に変更し、これにかかる費用は本人負担とすることを決めた。
政府はこれに合わせて「自主隔離者安全管理アプリ」の機能も改善した。
一定時間、携帯電話に動きがなければアプリに通知が表示されるようにし、隔離者がこれを確認しなければ担当の公務員が電話で所在地などを確認する。その後、隔離場所の位置情報や動作感知状態などを把握し、隔離者が無断で隔離場所を離れていないかを総合的に判断する。
携帯電話を持たずに海外から入国した人にはレンタルするか格安のスマートフォンを入手してアプリをインストールするよう促すことを決めた。
中央災難安全対策本部によると、自主隔離者の数は今月1日に海外からの入国者を対象とした特別入国手続きを施行して以降急激に増加したが、今月14日をピークに減少。22日現在で4万6348人となっている。
対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)はこの日、政府世宗庁舎で開かれた定例会見で「電話による自主隔離者の状態確認をこれまでの1日2回から3回に増やし、自主隔離場所への抜き打ち点検を拡大して現在の管理システムもさらに強化する」と説明した。
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