韓国シネコン大手CGV 29日から36劇場の営業再開
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2020.04.25 09:00
【ソウル聯合ニュース】韓国の複合映画館(シネコン)最大手のCGVが、休業中の36劇場の営業を29日から再開する。
営業を再開することで、新型コロナウイルスにより苦境に立たされた映画産業や地域の産業を活性化し、危機を克服するという。
CGVは新型コロナウイルスの感染拡大のあおりで経営が悪化し、先月28日から直営する全国116劇場のうち30%の劇場の営業を停止した。
CGVの関係者は「4月の観客数が3月よりも減少し、賃借料や管理費、人件費など固定費の負担も改善されず、経営が厳しい状況にあるのは変わっていないが、長期にわたり劇場の営業を停止すれば、投資や製作、配給など映画界の全分野が死に絶えるという危機に陥る可能性があると考え、営業再開を決めた」と説明した。また、劇場の休業により間接的な被害を訴える周辺の商店の声も考慮したという。
政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止策として実施している「社会的な距離」を保つ措置を来月5日まで継続することを考慮し、CGVは休業中の劇場の営業再開後も上映回数を1日3回にする予定だ。
yugiri@yna.co.kr
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