「K防疫」で経済協力強化 途上国の保健事業に4億ドル支援へ=韓国
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2020.04.27 09:28
【世宗聯合ニュース】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は27日、対外経済閣僚会議で「新市場の開拓と国のステータス向上へ、K防疫モデル(韓国式の新型コロナウイルス防疫モデル)を経済協力を深めるための資産として積極的に活用する」と述べた。年内に途上国の新型コロナウイルス関連の保健事業に対外経済協力基金(EDCF)から4億ドル(約430億円)以上の資金援助を行い、26の低所得国に対しては1億1000万ドルの債務返済を猶予する方針を固めた。
洪氏は「世界的に貿易が収縮し、輸出中心の韓国経済に大きな打撃となっており、原油価格の急落や世界の海外直接投資(FDI)急減など、海外の変動性と不確実性が高まっている」と指摘した。今月の韓国の輸出は20日までで26.9%減少している。
こうした状況の中、政府が掲げる新南方、新北方政策の政府開発援助(ODA)について、向こう3年間の承認額を約70億ドルと直近3年間の2倍以上に増額し、戦略的支援を強化していくと説明した。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いデジタル貿易の重要性が増していることから、世界貿易機関(WTO)の電子商取引に関する交渉会合に積極的に参加する一方、2国間のデジタル交渉にも本格的に取り組む方針を示した。
mgk1202@yna.co.kr