補正予算案きょう採決へ 来月にも全国民に緊急支援金=韓国国会
記事一覧
2020.04.29 09:19
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は29日夜に本会議を開き、新型コロナウイルス対策として全国民に緊急災難(災害)支援金を給付するため編成した第2次補正予算案を採決する。
政府は16日に、所得下位70%を対象とする災難支援金給付の予算9兆7000億ウォン(約8480億円)を確保しようと、第2次補正予算案を国会に提出した。ところが与野党がそれぞれ総選挙で全国民への給付を公約に掲げたことから、政府・与党は高所得層については自発的な寄付を前提に、全国民へ給付することにした。調達すべき財源は14兆3000億ウォンと、4兆6000億ウォン膨らむことになる。政府はこのうち3兆6000億ウォンを国債発行で、残り1兆ウォンは予算を再調整してまかなう方針だ。
国会予算決算委員会はこの日、全国民に災難支援金を給付できるよう、政府案に対する修正案をまとめる予定だ。ただ、野党第1党の未来統合党は財政の健全性を理由に国債発行額を抑えるよう要求しており、予算決算委の審議がややずれこむ可能性もある。
補正予算案が可決されれば、4人世帯なら100万ウォンの緊急災難支援金が来月15日までに給付される見通しだ。
mgk1202@yna.co.kr