国立公演施設・芸術団体も活動再開 「生活防疫」転換で=韓国
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2020.05.06 11:44
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大防止のために韓国政府が実施してきた「社会的な距離」を保つ措置が、6日から「生活防疫」(日常生活・経済活動とのバランスを取った防疫)に転換されたことを受け、国立公演施設と国立芸術団体も一斉に活動を再開する。
文化体育観光部は、この日から国立中央劇場、国立国楽院(ソウル、釜山、珍島、南原)、貞洞劇場、明洞芸術劇場、国立アジア文化殿堂の五つの国立公演施設を再開館すると明らかにした。
また、国立劇団、国立バレエ団、国立オペラ団、国立現代舞踊団、国立合唱団、ソウル芸術団、コリアンシンフォニーオーケストラの七つの国立芸術団体の公演も再開する。
政府が2月に感染症の危機警報を最高レベルの「深刻」に引き上げ、施設の運営や公演が中止されてから約2カ月半ぶりだ。
これにより、国立劇場は開館70周年を記念して14日から国立唱劇団の新作「春香」を上演。国立アジア文化殿堂は、12日から光州民主化運動(光州事件)40周年記念公演を開催する。
一方、文化体育観光部は新型コロナウイルスの感染再拡大に備えて防疫に万全を期す方針だ。
公演場内でのマスク着用を義務付けるほか、入場時には症状の有無を確認し、座席を一つずつ空けて座ることなどで観客同士の間隔を維持する。
入場券もなるべくオンラインで事前に購入するよう呼び掛ける。
文化体育観光部の関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大防止がおろそかにならないよう、国立公演場ごとに防疫管理者を指定して公演後の換気と消毒を徹底的に行うなど、防疫指針が守られるように管理する計画だ」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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