若者のスタートアップを応援 「死の谷越えるべき」=文大統領
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2020.05.14 15:12
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、ソウル市内に設置された若者の起業を支援する施設「青年創業ハブ」を訪れ、「スタートアップがグローバル企業に成長するまで、死の谷を越えなければならない」として、「革新的なアイデアが事業化されるよう、政府が力になる」と強調した。
文大統領は10日、就任から3年を迎えて行った演説で、「先導型経済でポストコロナ時代を開拓する」として、ベンチャーとスタートアップが主力になって世界をリードする「デジタル大国」を目指す構想を明らかにしていた。
文大統領は「ユニコーン企業(企業価値が約1000億円以上の未上場企業)に成長できるよう、『Kユニコーン』を強力に推進する」と言明。スタートアップ発掘・市場開拓の支援や年末までに2兆2000億ウォン(約1915億円)のベンチャー・スタートアップ緊急支援を行う方針などを紹介した上で、可能な手段を総動員し、革新成長を必ず活性化させると力説した。
また、「ポストコロナ時代にしっかり備えれば、スタートアップの新しい未来を迎えられる」とし、「非対面・デジタル分野の新産業をリードしていけるよう、『韓国版ニューディール』を大胆に推進していく」との方針を示した。
さらに「デジタルスマート大韓民国ファンド」の立ち上げを推進するなど、デジタル大国への飛躍を目指すと述べた。同ファンドはデジタル経済への転換で急成長が見込まれる非対面・オンライン・人工知能(AI)・ビッグデータ・バイオ中心の新産業に集中投資する官民ファンドだ。
kimchiboxs@yna.co.kr