クラブ集団感染 2人の4次感染確認=韓国
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2020.05.17 16:22
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は17日の定例会見で、ソウル市内の繁華街、梨泰院のクラブを中心に発生した新型コロナウイルスの集団感染で2人の4次感染者が確認されたと明らかにした。
1人は16日に確認されたソウル拘置所の刑務官で、梨泰院のクラブを訪れた感染者(同市冠岳区の46人目の感染者)から知人が感染し、この患者が同市道峰区にあるカラオケボックスを訪問した際、別の部屋を訪問した2人が感染。刑務官は2人のうち1人と知人の結婚式に出席し、感染した。
また、冠岳区の46人目の感染者が同区内のカラオケボックスを訪れた後、同じ部屋を利用した人が感染し、この利用者の職場の同僚が感染。続いて、この同僚の娘の感染も判明した。
鄭氏は「(南東部・大邱市で発生した)大規模な流行には発展しなかったが、1週間くらいは見守る必要がある」と指摘。「多くの20~30代が訪れる(クラブなどの)遊興施設、カラオケボックス、飲み屋、ボウリング場などの施設は注意を要する。施設別の(感染)リスク度を細分化し、地域別の措置を強化する戦略が必要と判断し、補完している」と述べた。
梨泰院のクラブ関連の感染者は計168人となった。クラブの訪問客が89人で、残りの79人は家族や知人ら接触者だった。
鄭氏は4月24日から5月6日までに梨泰院のクラブなどを訪問した人は外出を控え、症状と関係なく検査を受けるよう呼びかけた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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