韓国与党「事実確認が先」 慰安婦支援団体の前理事長巡る疑惑に
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2020.05.20 11:43
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」は20日、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前理事長で、4月の総選挙で同党の比例政党から当選した尹美香(ユン・ミヒャン)氏を巡る疑惑に関し、「事実関係の確認が先だ」との立場を繰り返した。
同党の姜勲植(カン・フンシク)首席報道官は会見で、尹氏が所属していた正義連がずさんな会計処理を行っていた疑惑について、「外部による会計監査と行政安全部などによる監査の結果を見て、総合的に判断した上で立場を明らかにする」と述べた。
姜氏はその後、記者団に対し、「(尹氏)本人が説明すべきことは、さまざまな方法で説明すると承知している。事実関係が最も重要であり、それを中心に問題を処理する方針だ」と重ねて伝えた。
尹氏に対する党内の雰囲気に関しては、「党内で論争や異論が多いわけではない」としながら、「事案を重く、厳しくみている」と述べた。
野党を中心に政界の一部からは尹氏の当選辞退を求める声が出ている。
tnak51@yna.co.kr
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