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韓米外交当局 金正恩氏妹の談話巡り実務協議

記事一覧 2020.06.07 15:22

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体による北朝鮮への非難ビラ散布を非難し、南北軍事合意の破棄などを警告したことを巡り、韓米の外交当局が実務協議を行った。韓国外交部が7日、明らかにした。

2016年4月、京畿道・坡州の南北境界地域で北朝に向けて非難ビラをつけた大型風船を飛ばす脱北者団体=(聯合ニュース)

2016年4月、京畿道・坡州の南北境界地域で北朝に向けて非難ビラをつけた大型風船を飛ばす脱北者団体=(聯合ニュース)

 韓米当局は金与正氏の談話という点に注目し、政権内での与正氏の地位と存在感を無視できないとの認識で一致したという。外交消息筋は「両国がこの事案に関心を置き、注視している」と伝えた。

 外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と北朝鮮担当特別代表を兼ねるビーガン米国務副長官も近くこの問題を協議するとみられる。

 韓国政府関係者は「ビラ散布は北が特に敏感に受け取る問題だ」として、「こうした立場に基づいて韓米間で協議を進めている」と説明した。

 金与正氏は4日に発表した談話で、ビラに不快感を示した上で、韓国当局が何らかの措置を取らない場合、南北経済協力事業である開城工業団地の完全撤去や南北共同連絡事務所の閉鎖のほか、2018年9月の南北首脳会談の際に締結した軍事合意を破棄する可能性もあると警告した。5日には党統一戦線部の報道官が談話で、与正氏が「対南事業を総括している」と明らかにし、与正氏の談話について「金第1副部長が実行に向けた検討事業に着手するよう指示した」と伝えた。

ikasumi@yna.co.kr

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