対米強硬派の北朝鮮高官 北米局長として再登場
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2020.06.11 11:32
【ソウル聯合ニュース】米国を非難する厳しい発言を繰り返していた北朝鮮のクォン・ジョングン氏が外務省北米局長として再登場した。朝鮮中央通信が11日、クォン氏が北米局長として同通信記者の質問に答える形の記事を掲載し、約半年ぶりに同職に復帰したことが確認された。
クォン氏は2018年11月、北米局長が兼任する米国研究所長として北朝鮮メディアに初めて登場した。昨年10月まで北米局長を務め、その後は巡回大使となった。同月にスウェーデン・ストックホルムで開かれた非核化などを巡る米朝実務者協議には次席代表として出席した。
クォン氏のポストが1年足らずで2度も変わったのは、米朝関係を巡る北朝鮮の複雑な思惑が反映された結果とみられる。米朝関係がぎくしゃくする中、対米担当の組織と人事を変えながら対応に苦心しているようだ。
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