韓国のコロナ新規感染者45人 市中感染40人は全員首都圏
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2020.06.11 11:09
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は11日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から45人増え、計1万1947人になったと発表した。死者は前日と変わらず計276人。首都圏での感染増加が続いている。
1日当たりの新規感染者数は、今月1~5日の5日間は30~40人台、6日と7日は2日連続で50人台を記録。8日と9日は30人台に減少したものの10日は50人と、30~50人台で推移している。
新規感染者45人のうち40人は市中感染で、全員が首都圏で確認された。ソウル市が20人、京畿道が15人、仁川市が5人。残り5人は海外からの入国者だった。
今月の新規感染者のうち、海外からの入国者を除くと426人で、その97%(412人)が首都圏で確認された。ソウル市陽川区の卓球場と冠岳区の健康用品の訪問販売会社で発生した集団感染が首都圏の教会、高齢者福祉施設、学習塾、コールセンター、別の訪問販売会社などに広がっているためとみられる。このほかにも、首都圏で散発的な集団感染が起きている。
こうした状況に、政府の中央災難(災害)安全対策本部の朴凌厚(パク・ヌンフ)第1次長(保健福祉部長官)はこの日の同対策本部の会議で「首都圏は人口が密集しており、他地域との人口移動も多いため、首都圏で発生した感染はいつでも全国に広がる可能性がある」と懸念を示した。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
tnak51@yna.co.kr
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