北朝鮮高官 韓国をけん制しながら「強硬路線」示す
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2020.06.13 15:11
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は13日に発表した談話で、韓国政府が初の米朝首脳会談開催から2年となった12日に両国対話の再開に向けて努力を続ける意向を示したことについて、「非核化という戯言(たわごと)を取り消したほうがいい」と不快感を示した。朝鮮中央通信が談話を伝えた。
クォン氏は「われわれは2年前と比べ変わり、今も変化を続けている」と述べた上で、今後も引き続き強硬路線へと進んでいく意向を示した。
韓国については、米朝間の問題や核問題を論じる立場になく、間に入る余地もないと突き放した。
韓国の外交当局者は前日、北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相が談話で、米国の軍事的脅威に対抗するため力を育てると表明したことについて、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和体制構築のための努力を続けていく必要がある」とした上で、「韓国政府は朝米(米朝)対話の速やかな再開と南北関係の発展のために努力を続けていく」と述べていた。
sarangni@yna.co.kr
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