韓国大統領府がNSC開催 北朝鮮の非難受け
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2020.06.14 10:02
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は14日早朝、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会をテレビ会議で開催し、朝鮮半島情勢と今後の対策を点検した。北朝鮮は韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体が体制を批判するビラを飛ばしていることを巡り、報復措置を示唆するなど韓国への非難を強めており、これに対する対策を議論したとみられる。
NSCには康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官、徐薫(ソ・フン)国家情報院長らが出席した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は13日に談話を出し、韓国の脱北者団体が北朝鮮の体制を批判するビラを南北境界地域から北朝鮮に向けて飛ばしていることを巡る韓国政府の対応に改めて不満を示した上で、次の段階の行動として南北共同連絡事務所の撤去と韓国側に対する武力行使を示唆した。
csi@yna.co.kr