韓国政府が日本大使呼び抗議 強制徴用の「歴史歪曲」で
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2020.06.15 14:39
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の李泰鎬(イ・テホ)第2次官は15日午後、日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に関連し、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制徴用された事実をきちんと知らせるという約束を守らなかったことについて、冨田浩司・駐韓日本大使を呼んで抗議した。
2015年に世界遺産に登録された明治日本の産業革命遺産(23施設)には、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者などが労働を強いられた、長崎県の端島炭坑(軍艦島)をはじめとする施設が含まれている。登録の際に日本は、朝鮮半島出身者などが意思に反して一部の施設に連れて来られ、厳しい環境で働かされたとしながら、犠牲者を記憶するための情報センター設置などを進めると表明した。
しかし、この日から一般公開が始まった同遺産を紹介する産業遺産情報センター(東京都新宿区)の展示は主に日本の産業化の成果を自画自賛するもので、強制徴用犠牲者の被害自体を否定する証言や資料を展示するなど、約束を守っていないことが確認された。
hjc@yna.co.kr
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