韓国のコロナ新規感染者 3日連続で30人台
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から34人増え、計1万2155人になったと発表した。死者は1人増え、計278人。
1日当たりの新規感染者数は3日連続で30人台となったが、ソウル市内の健康用品の訪問販売会社を中心とする集団感染が広がっていることに加え、同市の宅配物流センターなど予想外の場所でも感染者が散発的に出ており、感染者はいつ急増してもおかしくない状況だ。
新規感染者34人のうち市中感染は21人。ソウル市が11人、京畿道が4人、仁川市が2人と首都圏が17人を占め、ほかに大田市が3人、慶尚南道が1人となった。
残り13人は海外からの入国者で、検疫で感染が確認された人が9人、入国後の自主隔離中に陽性反応が出た人が4人だった。
今月に入り、入国者の感染確認が2桁となったのは12日(13人)と15日(13人)に続き3回目。今月1日から16日にかけて感染が確認された入国者は計100人となった。
首都圏では集団感染が起きた場所を中心に、感染者が継続的に確認されている。15日正午現在、健康用品の訪問販売会社に関連する感染者数は169人、首都圏の教会に関連する感染者は110人となっている。
また、高齢者療養施設や社会福祉施設で集団感染が発生し、60歳以上の高齢の感染者が急増している。ソウルのデイケアセンターに関係した感染者は19人に増えた。このほか、ソウルの宅配物流センターでも新たに感染者が1人確認された。
首都圏での感染の連鎖が止まらない中、感染経路が不明な感染者の割合は今月に入り10%を超えた。感染経路不明者の割合が高いほど感染源や接触者の追跡が遅れ、2次感染や3次感染の阻止が難しくなる。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
tnak51@yna.co.kr