北朝鮮が開城の南北連絡事務所を爆破 韓国統一部
政治
2020.06.16 16:26
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は16日、北朝鮮が開城にある南北共同連絡事務所の庁舎を同日午後2時49分に爆破したと明らかにした。

北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、北朝鮮・開城工業団地内にある南北共同連絡事務所の庁舎を16日午後2時50分ごろ爆破したと発表した。同事務所は2018年4月の南北首脳会談での「板門店宣言」に基づき、同年9月に開所した。爆破前と後の南北共同連絡事務所(朝鮮中央通信のホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
南北共同連絡事務所は2018年4月の南北首脳会談での「板門店宣言」に基づき、同年9月に開城工業団地内に開所した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は13日の談話で、「遠からず北南(南北)共同連絡事務所が跡形もなく崩れる光景を目にするだろう」と建物の爆破を予告しており、それから3日で実行に移したことになる。
韓国側でも同日、開城工業団地の方面から爆発音が聞こえ、煙が上がっているのが目撃された。
軍当局は爆破後、南北軍事境界線での突発状況に備え、北朝鮮への監視を強化している。
北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部はこの日、南北の合意によって非武装化された地域に再び軍隊を投入する可能性を予告していた。
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