韓国の脱北者団体　北朝鮮にコメ入りペットボトル送る計画を保留

【仁川聯合ニュース】韓国の北朝鮮脱出住民（脱北者）団体「クンセム（大きな泉の意味）」が２１日に南北軍事境界線に近い席毛島（仁川市江華郡）で実施する計画だったコメを入れたペットボトルを海に流し、北朝鮮に送る行事の開催を暫定的に保留した。

　同団体のパク・ジョンオ代表は１９日、ホームページを通じ、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）と妹の金与正（キム・ヨジョン）党第１副部長の恐喝・脅迫で韓国国民が不安を感じており、行事開催を暫定的に保留すると説明した。

　また、「北の独裁政権の被害者で、コメと希望を待っている北の住民たちに申し訳ない」と述べた。

　同団体は仁川市の強力な要請を受け行事開催を保留したようだ。

　仁川市関係者は同日、パク氏との面談で、北朝鮮へのビラ散布とコメ入りペットボトルを送ることに反対する江華郡民対策委員会や市民団体の声明書を伝達するとともに、国民の生命が脅かされている状況を説明し、行事を中止するよう求めた。

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