ビラ散布の脱北者団体代表 取材で自宅訪れたテレビ局関係者を告訴=「テロ共謀」
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2020.06.25 16:28
【ソウル聯合ニュース】韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表が25日、自宅を取材で訪れたテレビ局の関係者らを「殺人テロに共謀した」として警察に告訴した。同団体は北朝鮮が強く反発している北朝鮮批判のビラを散布する活動を行っている。
同団体は「朴代表の自宅を訪れた取材陣は国民へのテロを図る北の殺人蛮行を共謀する野蛮な行為を犯した」と批判した。また、「(情報機関の)国家情報院や警察、統一部などが朴代表の自宅と事務所を極秘にしているにもかかわらず、4人もやってきた」として、北朝鮮に朴代表の居場所を伝える意図だと主張。「テロの脅威にさらされ、もう生活できない」と訴えた。
警察によると、朴氏は23日午後、ソウル市松坡区にある自宅を訪れたテレビ局関係者らに抗議し、玄関付近に置かれていたブロックを投げるなどして暴行を加えた。暴行を止めに入った警察官にはガスガンを発射したという。
朴氏は警察の「身辺保護対象者」となっている。
同団体は政府の禁止措置にもかかわらずビラ散布活動を続けており、統一部は団体を南北交流協力法に違反するとして警察に告発し、法人設立許可を取り消すことを決めた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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