北の新型コロナ状況「深刻な模様」 防疫協力必要=韓国大統領補佐官
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2020.07.03 11:10
【ソウル聯合ニュース】韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が新型コロナウイルス対応のための党政治局会議を開いたことについて、「政治局会議で防疫対策を中心議題に据えたことは大きな意味がある」としながら、「新型コロナの状況が深刻だということではないのか」と指摘した。ラジオ番組で語った。
北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、党中央委員会政治局拡大会議が2日に開かれ、金委員長が出席して新型コロナの国家非常防疫問題を討議したと報じた。
文氏は北朝鮮との防疫協力の必要性を強調し、「南北の当局者間の通信線が遮断されているため、自治体や市民団体が積極的に動くべきだ」と指摘。「ソウル市などの自治体は外交、財政能力があるため、防疫協力で良い結果を出せるだろう」と語った。
一方、米朝首脳会談の実現の可能性については、「米国務省も積極的に乗り出す様子を見せている」とし、「可能性がなくはない」と見込んだ。
tnak51@yna.co.kr
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