金正恩氏が党中央軍事委を指導　「戦争抑止力」強化を討議

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は１９日、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が前日に党中央軍事委員会拡大会議を指導したと報じた。別途に同軍事委の非公開会議も開かれたという。同通信は会議について、戦争抑止力の強化を討議するとともに、「核心的な重要軍需生産計画指標」を承認したと報道した。

　同通信はこれらの会議について、案件に言及しただけで具体的な内容は紹介しなかった。

　ただ、５月の拡大会議では「核戦争の抑止力」を議論したと伝えたが、今回は「戦争抑止力」という表現に引き下げた。金委員長が先月、韓国への軍事行動計画を保留したことを受け、軍事的対立などの局面を避ける意図があるとみられる。

　金委員長の公開活動が報じられるのは、今月８日に金日成（キム・イルソン）主席の死去から２６年を迎え錦繍山太陽宮殿を参拝して以来となる。