韓国のコロナ新規感染者 再び300人台に増加=大部分は首都圏
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は26日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から320人増え、計1万8265人になったと発表した。市中感染が307人、海外からの入国者の感染は13人だった。死者は前日から2人増え、計312人。首都圏で集団感染が相次いでおり、政府は「社会的距離の確保」を第2段階から最高レベルの第3段階に引き上げることも含めて多角的に防疫強化策を検討している。
1日当たりの新規感染者数は、21~23日まで3日連続で300人台を記録し、その後2日間は200人台に減少したが、再び300人台に増加した。
新規感染者数は、首都圏での集団感染が本格化した今月14日から13日連続で3桁台となっている。この期間に発生した新規感染者数は計3495人。
市中感染者を地域別に見ると、ソウル市が110人、京畿道が92人、仁川市が27人と首都圏が計229人に上る。このほか、江原道で18人、忠清南道、全羅南道でそれぞれ12人、光州市、大田市、全羅北道でそれぞれ7人、慶尚南道で5人、釜山市で4人、大邱市、蔚山市、済州道でそれぞれ2人の感染が確認された。
ソウル市城北区にある「サラン第一教会」関連の感染者は、25日正午現在で計915人となった。同教会での集団感染は医療機関や保育園など、22カ所に広がっている。
また、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日にソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者は計193人に増えた。
このほか京畿道竜仁市の教会、同道坡州市の大手コーヒーチェーン店、ソウル市内の企業、仁川市内の教会などと関連のある感染者も続出している。
首都圏以外でも集団感染の発生が続いており、忠清南道天安市の病院や全羅南道順天市のフィットネスセンターで感染者が発生した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された13人のうち、3人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
ynhrm@yna.co.kr