化粧品や食品などの輸出急増 「コロナ特需」=韓国
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2020.09.01 16:26
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルス感染拡大の影響により衛生への関心が高まったことでKビューティー(韓国発の美容や化粧品)への好感度も高まっている。韓国製の化粧品やバスケア製品などの輸出も大きく増えた。
産業通商資源部が1日に発表した8月の輸出入動向によると、先月の化粧品の輸出額は6億1000万ドル(約645億円)で前年同月比17.4%増加した。輸出増加率は6月が16.8%、7月が15.7%と3カ月連続で2桁台を記録した。
化粧品輸出の約半分を占める中国向けをはじめ、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けや米国向けも好調だった。
8月1~25日の輸出は中国向けが16.7%、ASEAN向けが8.8%、米国向けが38.3%それぞれ増加した。
この期間のメーキャップ化粧品および基礎化粧品の輸出額は3億7000万ドルで25.7%増えた。ヘアケア製品は14.9%増、バスケア製品は167.3%増、香水および化粧水は26.2%増となった。
世界的に非対面が当たり前の生活が日常となったことで調理済み食品・半調理品も人気だ。その影響で韓国の即席麺、コチュジャン(トウガラシみそ)などの輸出も伸びている。
麺類の輸出額は4730万ドル(8月1~25日)で25.7%増加した。パン(33.3%増)、ソース類(37.0%増)、魚類缶詰(66.4%増)、ローヤルゼリー(14.2%増)も大幅に増加した。特にコチュジャンは70.1%急増した。ただ、これら品目を含む農水産物・食品の輸出は1.3%減少した。日本への輸出減少(マイナス12.4%)が影響した。
hjc@yna.co.kr
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