朝鮮半島平和プロセス ASEAN会議で支持獲得へ=韓国当局者
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2020.09.07 15:04
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は9日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議で、政府の「朝鮮半島平和プロセス」に対する国際社会の支持を引き出す計画だ。
外交部当局者は7日、「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和体制の実質的な進展に対する国際社会レベルの努力が再確認されるよう(会議参加国と)協議している」と述べた。
同当局者は「朝鮮半島平和プロセスに関する政府の努力に対する評価を受けるとともに、南北米首脳間の既存の合意が履行されるようASEANレベルで促し、北の対話復帰が緊要だというメッセージを発信できるよう努力している」と説明した。
関連会議はテレビ会議形式で行われる。9日にASEANプラス3(韓中日)外相会議と東アジア首脳会議(EAS)参加国外相会議、韓国・ASEAN外相会議、12日にASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議が開催される。
特にARFは北朝鮮が出席する唯一のアジア・太平洋地域の多国間安全保障協議で、新型コロナ拡大前はARFへの北朝鮮外相の出席を機に南北外交当局間の接触が行われたこともあった。同当局者は「今年はテレビ会議で開かれるため、そうした進展は期待できそうにない」としながらも、「朝鮮半島問題についてASEANがどのように評価しているのか北も自然に耳を傾けると思われるので、さまざまな努力を傾けている」と述べた。
北朝鮮はARF外相会議への参加の可否を議長国のベトナムにまだ知らせていないという。7月に開かれたARFの高級事務レベル会合(SOM)には北朝鮮代表として、リ・ホジュン駐ベトナム大使代理が出席したが、発言はなかった。
hjc@yna.co.kr