韓国のコロナ新規感染者121人 市中感染は約1カ月ぶり2桁台
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は13日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から121人増え、計2万2176人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は3日から11日連続で100人台となっているが、前日(136人)に比べるとやや減少した。
韓国政府は新規感染者の発生動向と見通し、専門家と地方自治体の意見などを踏まえ、午後に首都圏の防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを最高の第3段階に近い「2.5段階」に引き上げた措置を終了するかどうかなどを発表する。
新規感染者数は先月27日に441人にまで増えたが、28~29日に300人台、30日~今月2日に200人台と減少傾向を示していた。3日からは100人台となっている。
この日の新規感染者数が減少したのは週末の検査件数が減少した影響もあるとみられる。平日の10日と11日の検査件数はそれぞれ1万9620件と1万6246件だったが、週末の12日は7813件にとどまった。
感染が確認された121人のうち、市中感染が99人、海外からの入国者の感染が22人だった。市中感染者数が100人を下回るのは先月14日以来、約1カ月ぶりとなる。
市中感染者を地域別にみると、ソウル市が30人、京畿道が27人、仁川市が3人と、首都圏が60人を占めた。首都圏の感染者は2日連続で2桁台にとどまった。首都圏以外では、大邱市が14人、忠清南道が9人、蔚山市が4人、釜山市が3人、光州市、大田市、慶尚北道、慶尚南道がそれぞれ2人、江原道が1人だった。
全国各地で新たな集団感染が確認された。ソウル市江南区内の企業に関係する感染者は10人、慶尚北道・漆谷郡で開かれた事業説明会に関係する感染者は8人などとなった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が分かった22人のうち、7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は3人増え、計358人となった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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