韓国で7割の人が「コロナうつ」経験 就職情報サイト調査
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2020.09.21 11:33
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの影響の長期化に伴い、韓国でうつ症状や不安障害などの不調を訴える人が増えていることが21日、就職情報サイトのインクルートとアルバイト専門アプリのアルバコールの調査で分かった。今月9~14日に実施した調査で、いわゆる「コロナうつ」を経験したという回答は全体の71.6%を占め、4月(54.7%)と6月(69.2%)を上回った。

「コロナうつ」に関する調査結果。9月の調査で、うつを経験したという回答は71.6%に上った(上のグラフ)。4月は54.7%、6月は69.2%だった(下のグラフ、インクルート提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
調査はこれまで3回、全国の成人延べ5256人を対象に実施された。
症状の程度も調べた。症状が最も重い状態を100とすると、4月の調査では平均49.1だったが、6月は53.3、9月は67.2と深刻化している。
具体的な状態を尋ねたところ、4月は「外出自粛による息苦しさと退屈」(22.9%)、6月は「雇用数の減少や採用中止などによる不安」(16.5%)と答える人がそれぞれ最も多かった。今月は「気力がわかない」(16.2%)と「社会的な関係の欠如からくる憂鬱(ゆううつ)さ」(14.5%)が多い。
インクルートは「コロナうつは感染拡大の長期化に影響を受けていると考えられる。政府が国民の心理面でも防疫に努める必要がある」と指摘した。
mgk1202@yna.co.kr