北朝鮮と中国の貿易 今年7割減=新型コロナの影響
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2020.10.02 06:00
【ソウル聯合ニュース】今年1~8月の北朝鮮と中国の貿易額は約5億1000万ドル(約537億8000万円)で前年同期に比べ約7割減少した。国会外交統一委員会の全海チョル(チョン・ヘチョル)議員(与党「共に民主党」)が2日、統一部などから提出を受けた資料を基に伝えた。
資料によると、同期間の北朝鮮から中国への輸出は70.3%減の4192万ドル、輸入は70.2%減の4億7000万ドルだった。
北朝鮮の貿易に中国が占める割合は、国際社会の対北制裁などにより2007年の67.1%から昨年は95.4%に拡大した。
昨年、北朝鮮が中国から輸入した上位10品目は織物、大豆油、米、時計部品、小麦粉、編物、医薬品、タイル、家具、タイヤだった。
対中貿易額の減少は新型コロナウイルス感染拡大による北朝鮮の防疫状況と関連がある。北朝鮮は今年1月末から国境を全面的に封鎖して中国との人の移動を遮断し、物資の搬入も制限している。
全氏は「新型コロナで北の経済難が悪化している」とし、「北の対中依存度の高まりが緩和されるよう南北経済協力など多様な努力を傾ける必要がある」と指摘した。
yugiri@yna.co.kr