大規模集会に代わり記者会見・車両デモ 警察は厳戒態勢=ソウル
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2020.10.09 15:51
【ソウル聯合ニュース】韓国で「ハングルの日」の祝日に当たる9日、ソウル市内では警察により禁止された大規模集会の代わりに政府を糾弾する車でのデモや記者会見が行われた。
警察は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中心部の光化門一帯に警察バスなどを止めて集会の開催を警戒した。違憲となる可能性があるとの指摘を受け、光化門広場をバスで取り囲んで封鎖することはしなかった。
保守系団体「8・15非常対策委員会」は光化門広場周辺で1000人規模の集会を計画していたが、関係者10人未満が参加する記者会見に変更した。関係者は新型コロナウイルス感染防止のため集会を禁止した当局の方針を「政治防疫」と批判した。
ソウル行政裁判所は8日、ソウル市と警察が9日に集会を開くことを禁止する処分を出したのは集会の自由を侵害するものとして、処分の執行停止を求めた同団体の申し立てを棄却した。
警察によると、この日ソウル地域で開催の届け出があった集会は計1220件。このうち参加人数を10人以上としたものや、中区・鍾路区など集会禁止区域で届け出があった139件に対して開催禁止を通告した。
ynhrm@yna.co.kr
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