3連休での感染拡大警戒 マスク着用など徹底求める=韓国防疫当局
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2020.10.09 16:37
【ソウル聯合ニュース】韓国の防疫当局は9日、同日の「ハングルの日」からの3連休に人の移動が活発化することで新型コロナウイルスの感染が再び広がる可能性に警戒感を示し、感染対策の徹底を国民に呼び掛けた。
政府の中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長はオンライン会見で、秋夕(中秋節)の連休(9月30日~10月4日)中の接触による感染の余波、ハングルの日の連休といった感染リスク要因が続いているとした上で、「『秋夕特別防疫期間』としている11日まではマスクの着用、手洗い、人との2メートルの距離確保、3密(密接、密集、密閉)回避などの順守により一層留意してほしい」と訴えた。
また、新規感染者数の減少傾向、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数の推移を挙げながら、「現在のところ秋夕連休による大幅な感染者の増加はみられないものの、依然として気を緩められない状況だ」と伝えた。
防疫対策本部によると、1日当たりの新規感染者数はこの2週間、秋夕連休初日の先月30日(113人)と今月7日(114人)を除くと2桁台となっている。実効再生産数も0.87程度と、1以下を維持している。
鄭氏は、この連休中は宗教活動を非対面で行い、大勢が密集する大規模集会の開催・参加や小規模な集まりも自粛してほしいと求めた。また、秋になって増えている登山も家族同士など最小限のグループで行うことを勧めた。
tnak51@yna.co.kr
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