きょうサムスントップの初公判 グループ経営権継承問題で
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2020.10.22 06:00
【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループの経営権継承に絡み、資本市場法上の不正取引行為および相場操縦、業務上背任などの罪で在宅起訴された李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の事実上の初公判に当たる公判準備手続きが22日、ソウル中央地裁で開かれる。
検察は2015年に行われたグループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併について、李氏の安定的な経営権継承のためグループの未来戦略室主導で綿密に計画されたものだったと判断した。
検察は第一毛織に有利な合併比率にするため、第一毛織の株価を高く、サムスン物産の株価を低くする目的で、虚偽情報の流布、重要情報の隠蔽(いんぺい)、自社株買いによる相場操縦など、さまざまな不正取引が行われたと判断。その結果、サムスン物産は企業価値を正当に評価されず、同社の投資家が損害を受けたと見なした。
一方、李氏側はこの合併について、経営上必要なもので、合法的だったとし無罪を主張している。
yugiri@yna.co.kr