防疫措置強化「深刻に考慮も」 感染増加受け=韓国首相
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2020.11.13 10:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は13日の中央災難(災害)安全対策本部会議で、新型コロナウイルスの新規感染者数が8日から5日連続で100人を上回り、感染再拡大が懸念されていることについて、「防疫に警告灯が点灯した状況」との認識を示した。現在のような感染拡大が続く場合は防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを第1段階から第1.5段階に引き上げることを「深刻に考慮する可能性もある」と述べた。
また、忠清南道の天安市と牙山市、江原道原州市、全羅南道順天市の4カ所の地方自治体はすでに第1.5段階に引き上げていることを取り上げ、「少しでも油断したり気を緩めたりしてはならないぎりぎりの状況」と強調した。
その上で、「先制的な防疫を実施しなければならない」として、徹底した防疫を改めて指示した。
米製薬大手ファイザーとドイツ製薬ベンチャーのビオンテックが共同開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で9割を超える予防効果が示されたとの中間結果が発表され、ワクチン確保を求める声が高まっていることに関しては、「十分な量のワクチンを適期に確保するため、必要な措置を行っている」と明らかにした。
一方、労働・市民団体が週末の14日、ソウルや釜山などで大規模な集会を計画していることについては、「主催団体が防疫措置の順守を約束したが、新型コロナウイルスの大規模な拡散の導火線になる可能性は十分ある」と指摘し、開催を見直すよう求めた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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