韓国が「死刑執行停止」決議案に初賛成 国連委で
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2020.11.18 14:22
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が国連総会第3委員会(人権)で、死刑執行の停止を求める決議案に賛成票を投じた。法務部が18日、明らかにした。韓国がいわゆる「死刑執行のモラトリアム(一時停止)」決議案に賛成するのは初めて。
決議案は▼なお続く死刑執行に対する懸念▼死刑執行の漸進的な制限と子ども・妊婦・知的障害者に対する死刑宣告の制限▼死刑制度廃止を念頭に置いた死刑執行のモラトリアム確立――などを盛り込んでいる。
法務部は、韓国が国際社会から「事実上の死刑廃止国」と認識されていることや決議案の賛成国が増え続けていることなどを踏まえて賛成したと説明した。
韓国では1997年12月30日を最後に死刑が執行されていない。死刑制度を廃止するかどうかに関し、法務部は「国の刑罰権の根本にかかわる重大な問題であり、さまざまな面を総合して慎重に検討していく」と説明した。
mgk1202@yna.co.kr