ソウル市内のゼロペイ加盟店 中国ウィーチャットペイで決済可能に
IT・科学
2020.11.25 11:15
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は25日、スマートフォン(スマホ)決済サービス「ゼロペイ」に加盟している市内の約27万店で28日から中国のスマホ決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」が使えるようになると発表した。
ゼロペイは小規模店舗の決済手数料負担の軽減を目的に官民が協力して導入したサービスで、韓国簡便決済振興院が運営している。昨年10月からの協議の末、ゼロペイとウィーチャットペイを本格的に連動させることがこのほど決まった。QRコードの連動により、ウィーチャットペイの利用者は新たにアプリをインストールしなくてもソウル市のゼロペイ加盟店で決済が可能になる。
ウィーチャットペイは中国IT大手の騰訊控股(テンセント)が運営し、中国国内での利用者は月8億人を超える。ソウル市は、訪韓外国人観光客の3分の1を占める中国人客が使い慣れた決済サービスをソウル旅行でも利用するようになれば消費拡大につながると期待する。ウィーチャットペイ側の一時的な支援により、加盟店の手数料負担が軽減するメリットもあるという。
ソウル市は来年、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国で広く利用されているスマホ決済サービスもゼロペイ加盟店で使えるようにする計画だ。
mgk1202@yna.co.kr