韓国のコロナ新規感染者 再び500人超=市中感染493人
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は2日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から511人増え、累計3万5163人になったと発表した。市中感染が493人、海外からの入国者の感染が18人。1日当たりの新規感染者数は11月28日まで3日連続で500人を超えた後、29日からは3日連続で400人台だったが、この日は前日(451人)から60人増え、再び500人を上回った。
流行の「第3波」とされる現在、1日当たりの新規感染者数は連日400~500人台で高止まりしている。小規模の集まりや学校、塾、飲食店、インターネットカフェなど、日常のさまざまな場所を起点にしたクラスター(感染者集団)が各地で発生しており、ここ2日は連続で、全国の広域自治体(17市・道)全てで新規の感染報告があった。感染症が流行しやすくなる冬を迎え、専門家と防疫当局は1~2週間後に新規感染者が1日1000人に上る可能性もあると警戒している。
この日の市中感染者は493人だった。400人台は5日連続。前日から73人増え、500人に迫っている。
地域別にみると、ソウル市が192人、京畿道が143人、仁川市が21人と、首都圏で356人。前日より101人多い。そのほかの地域では、釜山市が31人、全羅北道が26人、忠清北道が16人、江原道が12人、光州市が10人、世宗市と慶尚南道がそれぞれ7人、蔚山市と忠清南道がそれぞれ6人、大田市が5人、大邱市と慶尚北道がそれぞれ4人、済州道が2人、全羅南道が1人だった。
ソウル市九老区の高校と同市江南区の学習塾、世宗市のインターネットカフェなどで新たにクラスターが発生した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは18人で、前日に比べると13人減った。6人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
新たな死者はなく、計526人。韓国国内の平均致死率は1.50%となっている。
1日の検査件数は2万2973件で、前日より148件多かった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
mgk1202@yna.co.kr