10月の経常黒字116.6億ドル 過去3番目の大きさ=韓国
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2020.12.04 09:48
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日発表した国際収支(速報値)によると、10月の経常収支は116億6000万ドル(約1兆2110億円)の黒字だった。黒字は6カ月連続。黒字額は前年同月比48.9%増加し、2カ月連続で100億ドルを超えた。2017年9月(123億4000万ドル)以来、約3年ぶりの高水準で、統計を取り始めた1980年1月以降では3番目の大きさ。
10月の商品収支(貿易収支に相当)の黒字は101億5000万ドルで、前年同月から21億2000万ドル拡大した。輸出額が4.3%減の469億9000万ドル、輸入額が10.3%減の368億4000万ドルと、ともにマイナスながら、輸出よりも輸入の落ち込み幅が大きかったため。輸出は半導体と乗用車を中心に、1日当たりの平均額が約2年ぶりに増加に転じている。
10月のサービス収支は6億6000万ドルの赤字だった。前年同月に比べると10億6000万ドル縮小した。このうち旅行収支の赤字が4億7000万ドルに減り、輸送収支は4億4000万ドルの黒字に転換した。
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は24億5000万ドルの黒字だった。投資収益が増え、前年同月の黒字(18億3000万ドル)を上回った。
1~10月の経常収支は549億7000万ドルの黒字となった。前年同期より53億ドル多く、韓国銀行が予想する2020年通年の経常黒字(540億ドル)も上回っている。
mgk1202@yna.co.kr