韓国のコロナ新規感染者629人 「第1波」3月以来の高水準
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は4日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から629人増え、累計3万6332人になったと発表した。市中感染が600人、海外からの入国者の感染が29人。1日当たりの新規感染者数は今月2日から2日連続で500人を超えていたが、この日は前日からさらに89人増えた。600人台を記録するのは、2月の終わりから3月初めにかけ、南東部の大邱市と慶尚北道を中心に流行の第1波が起きて以来。
新規感染者数は11月26日以降、400~500人台で推移した後、ついに600人を超えて629人となった。3月2日(686人)以来、9カ月ぶりの高水準。
専門家は、今の拡大ペースに歯止めをかけるには政府の防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを引き上げるしかないと強調している。
この日の市中感染者は600人だった。前日から84人増え、3月2日(684人)以来の高水準となった。
地域別にみると、ソウル市が291人、京畿道が155人、仁川市が17人で、首都圏が全体の77.1%にあたる463人だった。前日より44人多い。ソウル市の高麗大のサークル、同市東大門区の病院などで発生した新たなクラスター(感染者集団)に関係する感染が増えている。
首都圏以外の地域では、釜山市が31人、忠清南道が22人、大田市が21人、慶尚南道が16人、全羅北道が13人、慶尚北道が9人、大邱市が6人、蔚山市と忠清北道がそれぞれ5人、江原道と全羅南道がそれぞれ3人、済州道が2人、光州市が1人。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは29人で、前日に比べ5人増えた。18人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの11人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から7人増えて計536人となった。韓国国内の平均致死率は1.48%。
3日の検査件数は2万5524件で、前日より608件多かった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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