コロナ拡大阻止へ「最後の正念場」 国民に協力要請=文大統領
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2020.12.07 16:53
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日に青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、これまでに何度も新型コロナウイルスの危機を克服してきたが今回の感染拡大はこれまでに増して深刻な危機だとしながら、「政府はワクチンと治療薬が実用化されるまで、コロナの感染拡大の勢いを止める最後の正念場と認識し、並々ならぬ覚悟で防疫に総力を挙げる」と述べた。
8日から首都圏で防疫対策「社会的距離の確保」のレベルが上から2番目の第2.5段階に引き上げられることについては「先月、たびたび社会的距離の確保のレベルを引き上げるなど防疫措置を強化したにもかかわらず、感染拡大の勢いを抑えることができなかった。国民に不便をかけ心苦しい」と述べた。
その上で、感染者数の増加傾向が続く場合、病床や医療従事者など医療システムに負担がかかることを懸念せざるを得ないとし、「全国的な大流行になれば、国民の安全と生活に対し甚大な打撃になるだろう」と危機感を示した。
国民に向けては、日常的な生活空間で知らないうちに感染が広がっており、国民の自発的な実践が特に求められると強調。年末年始の集まりや移動を最大限控え、防疫に協力するよう呼び掛けた。
ynhrm@yna.co.kr
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