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文大統領「財政負担増してもワクチンの追加確保を」 関係官庁に指示

記事一覧 2020.12.09 18:28

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、新型コロナウイルスの首都圏の防疫状況を点検するために青瓦台(大統領府)で開いた緊急の会議で、「財政的な負担が増しても国民の安全と生命を最優先に考えることを望む」とし、「(新型コロナウイルス予防)ワクチンの物量を追加で確保し、余裕分を持てるよう努力を続けてほしい」と指示した。

会議を主宰した文大統領(青瓦台提供)=9日、ソウル(聯合ニュース)

会議を主宰した文大統領(青瓦台提供)=9日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領は、ワクチンや治療薬を確保する見通しがたったことで、長いトンネルの終わりが見えるとし、「政府は4400万人分のワクチンを確保し、来年2~3月には接種を始めることができるだろう」と予想した。

 ただワクチンが極めて緊急に開発され、予想外の状況が起こり得るということを踏まえれば、安心するには早いとの認識を示した上で「ワクチン接種は安全性が十分に確認されてからでなければならない」と強調した。

 また「わが国にワクチンが入ってくるまでに外国で多くの接種事例が蓄積されるため、効果や副作用などを十分にモニタリングして、迅速に接種が始められるよう計画を前倒しして準備してほしい」と求めた。

 治療薬の開発については、「国内企業の治療薬開発に進展があり、早ければ年末、遅くとも来年初めには顕著な成果があると期待する」とし、計画通り進めば、ワクチンよりも先に治療薬から使うことになると話した。

 会議には盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長、徐薫(ソ・フン)国家安保室長、朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官などが出席した。李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事、朴南春(パク・ナムチュン)仁川市長、徐正協(ソ・ジョンヒョプ)ソウル市長権限代行、徐旭(ソ・ウク)国防部長官、金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長、鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長らはテレビ会議形式で参加した。

 韓国での新型コロナウイルス流行の「第3波」の勢いは首都圏を中心に衰える気配が見えない。中央防疫対策本部は9日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から686人増え、累計3万9432人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数としては新型コロナウイルスの第1波のピークだった2月末以降最多で、過去2番目に多い。

yugiri@yna.co.kr

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