韓国最大野党 採決阻止へ議事妨害演説=年末まで続くか
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2020.12.11 10:29
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会で、スパイ活動など共産主義活動の捜査を行う情報機関・国家情報院(国情院)の対共捜査権を警察に移管する国情院法改正案と北朝鮮へのビラ散布の罰則規定を盛り込んだ南北関係発展法改正案の採決を阻止するため、最大野党「国民の力」が10日からフィリバスター(無制限討論を通じた合法的な議事進行妨害)を行っている。同党の新人国会議員58人全員は11日、フィリバスターに参加する方針を決め、採決阻止は新年を迎える直前まで続けられる可能性もある。
同党の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)院内報道官は聯合ニュースに対し、「党議員103人のうち、新人が半数以上」とした上で、「全員がフィリバスターを行うことを決意した」と伝えた。
同党の李チョル圭(イ・チョルギュ)議員が10日午後3時15分ごろから同11時59分までの8時間44分間演説したのを皮切りに、11日午前現在、与党「共に民主党」の議員2人を含む4人目の議員が演説を行っている。
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