韓国政府「ワクチン供給計画に変動ない」 米の自国民優先方針に
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2020.12.11 14:34
【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領がこのほど、米国で開発された新型コロナウイルスワクチンについて米国民の接種を優先する大統領令に署名し、韓国へのワクチン供給に支障が生じるとの懸念が出ている。
あるメディアが供給の遅れに備えて別の対応戦略を立てるべきだと指摘したことに対し、感染症対策を担う疾病管理庁は11日、「製薬会社側からワクチンの供給計画に変動はないことを確認した。確保したワクチンの導入に遅れが生じないよう諸般の事項を綿密に検討し、製薬会社側との交渉を継続的に進めている」とする説明資料を出した。
政府は先ごろ、英アストラゼネカ、米国のファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のヤンセンファーマ、モデルナの製薬大手4社が開発する新型コロナのワクチン4400万人分を事実上、確保したと発表。来年2~3月から順次輸入すると説明していた。
疾病管理庁は、アストラゼネカのワクチンの開発が遅れているとの懸念に対しては、「メーカー側から関連情報などの提供を受けており、追加での確保にも積極的に努力する」などと説明した。
tnak51@yna.co.kr
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